作手村の風土
作手高原の自然景観
●作手村は、村全体が広大な自然景勝地
作手高原の自然景観
●作手村は、村全体が広大な自然景勝地である。
周囲を竜頭山、巴山、本宮山など600〜700m級の山々にとりかこまれた平均標高550mの作手高原に、縄文弥生時代以前から作手に郷が発達してきた。作手高原から発する矢作川水系と豊川水系の巴川はじめ各河川は,ところどころで滝をつくり、両岸絶壁には四季おりおりに新緑や紅葉が渓谷美をつくる。
また高原に展開する田畑、牧場、農家、神社、寺院など、調和して美しくやすらぎを覚える景観である。
●作手村は、矢作川年間流出量の3.48%、豊川年間流出量の15.44%を受けもっている水源地である。矢作川水系巴川は直接に三河湖に注ぐ。水源の涵養と水質の保全は作手村の重要な使命である。
●作手高原の夏は、仙台・青森・札幌や軽井沢高原に似ている。
冬の寒さはきびしいが、夏は30℃を越える日がなく、春から秋の高原はさわやかである。
●作手高原の植物は、約1,700種類で、愛知県下で最も多い地域である。
また多くの動物の生息地であり、シカ、イノシシ、ニホンザル、タヌキ、キツネなど大型獣はじめ多種類の動物が生息している。この自然環境ははぜひ保護していかなければならない。
●県天然記念物・長ノ山湿原は東海地方最大の中間湿原である。わが国でも珍しい昆虫や植物が生息している。
(写真:村の花「サギソウ」)